犬の鼻水の原因は？さらに注意してほしい症状も！

犬が鼻水を垂らしている姿を見たら、病気になったのかなと心配してしまいますよね。この記事では、犬の鼻水の原因や病気かもしれない症状などについて紹介します。

犬が鼻水を出す原因

犬の鼻水の原因には生理的なものや感染症、アレルギー、歯周病、腫瘍などがあります。では、それぞれについて詳しくみてみましょう。

生理的なもの

鼻の中に入った異物を押し流そうとするとき、刺激臭を感じたときの防御反応として出る鼻水は、生理的なもので問題はありません。また、寒いときにも鼻水が出ることがあります。冷たい外の空気を肺に入れないようにするために、鼻で空気を温めるため鼻水の分泌が促されるのです。
生理的な反応として出る鼻水は、いずれもさらりとした透明なもので、ほかに体の不調を示す症状がなければ様子見してもいいでしょう。

感染症

犬が鼻水を出す感染症には犬伝染性気管気管支炎（ケンネルコフ）と犬ジステンパーがあります。前者は犬アデノウイルス2型、犬パラインフルエンザウイルス、気管支敗血症菌による感染症で、伝染力が強くペットショップなどの高密度の環境で流行します。発熱や咳、くしゃみ、さらさら～ねばねばの鼻水が出る鼻炎の症状があります。
後者は犬ジステンパーウイルスによる感染症で、感染動物やその分泌物や排泄物に触れることで伝染します。症状には発熱や鼻水、下痢があり、重症化すると痙攣などの神経症状を示し死亡率も高いものの、いずれもワクチンで予防することができます。

アレルギー

人と同じように犬にもアレルギー性鼻炎があります。花粉やほこりなどのアレルゲンを鼻から吸い込むことにより、鼻の粘膜が刺激され免疫系が過剰反応を起こします。症状はくしゃみや鼻水、目の充血やかゆみです。対策としてはできるだけアレルゲンを除去することです。定期的に部屋を掃除して清潔に保ちつつ、ブラッシングをこまめにするなど工夫しましょう。

歯周病

上顎で起きた歯周病が悪化すると炎症が鼻腔にまで広がってしまい、口と鼻腔とを分ける骨が溶けてしまうことがあります。口腔内の炎症が鼻腔にまで及ぶことで鼻炎を引き起こすため、くしゃみや鼻水、鼻出血といった症状が片方の鼻の穴からのみにみられます。
歯周病は犬に多い病気です。子犬のころから歯磨きの習慣をつけておくことで予防しましょう。

鼻腔内腫瘍

鼻の中にできた腫瘍（ガン）が鼻炎を起こすことで、鼻水や鼻出血がみられます。進行すると顔の変形や眼球の突出などの症状がみられます。鼻の腫瘍は悪性であることが多く、早期発見が重要で、診断には組織生検やCT、MRIを行います。一般的に放射線による治療を行いますが、長期的な予後はあまり良くありません。また歯周病によるものと同様に、腫瘍による鼻水では片方からのみ出てくることが特徴的です。

 

気を付けたい症状について

ねばねばした粘液性の鼻水や鼻出血がみられるときは、病気の可能性があるので動物病院へ連れて行きましょう。鼻水以外にも元気や食欲がない、目やになどが起きているときも様子見せず獣医師に診てもらいましょう。さらさらした漿液性（しょう液性）の鼻水でも鼻から垂れるほど量が多い、くしゃみをよくするなどの症状の場合、アレルギーの可能性があります。

 

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詳細は、オーツーチャージの使い方ページをご覧ください。

 

まとめ

犬の鼻水の原因には生理的なもの、感染症やアレルギー、歯周病、腫瘍があります。病気への抵抗力を高めるためにはワクチン接種や日頃からの健康管理が大切です。日常の健康管理の一つとして、酸素のケアを取り入れるのはいかがでしょうか。より一層、あなたの愛犬の健康をサポートしてくれるでしょう。