愛犬の咳が止まらない…3つの原因と対策を症状別に紹介!

犬の咳は症状によって、病気が疑われるものと、一過性のものがあります。生理現象で起こる一過性の咳は心配はいりませんが、症状によっては深刻な病気が隠れていることもあるので注意が必要です。
愛犬の健康を守るためにも、犬の咳の症状別に原因と対策を紹介していきます。

 

犬の咳は人間と違う?

人間の「ゴホン」「ケホケホ」という咳とは違い、犬の咳は「カハ」「カッカッ」「ガーガー」といった、喉になにか詰まったような音がします。そのため、飼い主さんによっては「なにか喉につまっている」「えずいている」と考えて、咳だと気づかないことが多くあります。
症状を見極めて、しっかりと対策してあげましょう。

【原因1】生理現象・防御反応による咳

症状と原因

「カッカ」「カハッ」などの乾いた咳が一時的に出て数回で収まる場合は、生理現象が原因と考えられます。たとえば、食事や水を飲んだ時、興奮したときなどに出る咳です。
また、リードを引いて首に負担がかかったときや、冷たい空気を吸い込んだ時なども咳をすることがあります。

対策
  • 食事を飲み込む時に咳き込みやすい場合は、早食い対策用のフードボウルを使う
  • 給水ボトルではなく、お皿に水を入れて与える
  • 興奮しやすい環境を避ける
  • 引っ張りグセをなおす・首輪からハーネスに変える
  • 寒い季節には、暖かい部屋からいきなり外に出さず、廊下などで冷たい空気に慣らしてから散歩に出る

【原因2】異物の誤食による咳

症状と原因

苦しそうな咳が続いている場合は、異物を飲み込んでしまった誤食による咳が疑われます。
咳以外にも、よだれを流したり、顔を床にこすりつけたりなどの様子をみせることも。

対策

気道が塞がってしまうと、最悪の場合は呼吸困難に陥ってしまい、命にかかわる可能性があります。
早急に動物病院を受診してください。状況によっては、外科的処置が必要な場合もあります。

【原因3】病気による咳

犬の咳が長く続き常習化している場合は、病気が原因の可能性があります。
病気の早期発見と治療をすぐに開始するためにも、動物病院を受診しましょう。

犬の咳で疑われる病気は何か、具体的に見ていきましょう。

 

犬の咳で疑われる病気は?

犬の咳で疑われる病気 1. ケンネルコフ

症状

短く乾いた咳や、なかなか止まらない苦しそうな咳が特徴です。ひどくなると、鼻水を伴うくしゃみが出ることも。発症しても、食欲や元気には影響がでないこともあります。
しかし重症化すると、発熱や嘔吐、気管支炎や肺炎などを引き起こすおそれもあるため、早期治療が大切です。
ケンネルコフは主に子犬が発症しやすいといわれていますが、どの年齢の犬でも起こりえます。

治療中に飼い主ができる対策
  • 症状が落ち着くまでは運動や興奮を避けて安静に過ごす
  • 首輪の圧迫によっても咳がでやすいため、散歩時にはハーネスを使用する
  • 感染力が非常に強いため、多頭飼いの場合は他の犬との接触を減らす
  • 混合ワクチン接種で予防する

犬の咳で疑われる病気 2. 心臓病

症状

10歳以上のシニア犬がなりやすい病気の一つです。キャバリアなど遺伝的な要因をもつ犬種もありますが、チワワ ・トイプードル・ポメラニアンなども発症しやすいといわれています。
初期は「ケッケッ」「ケホッケホッ」といった咳が数回でる程度です。しかし、進行すると「カッカッカーッ」というタンを吐くような咳や「ゴホゴホッ」というような湿った咳がでます。また「ケッケッ」「ゲフゲフ」といったむせるような咳の場合も。
多くの場合、興奮した時や夜〜朝方にかけて咳がひどくなります。それ以外にも時間に関係なく突然症状がでる場合もあります。
心臓病は早期に発見して治療することが大切です。10歳を過ぎたら、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

治療中に飼い主ができる対策
  • 興奮させない・激しい運動を避ける
  • 冬の早朝など外気が寒い時間の散歩を避ける
  • 部屋の湿度を40〜50%に保つ

犬の咳で疑われる病気 3. 気管虚脱

症状

「ケッケッ」という乾いた咳や、呼吸の時に「ゼーゼー」と音がでることもあります。重症化すると「ガーガー」という特徴的な咳が出るようになり、呼吸困難を引き起こすことも。
チワワやマルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーなどの「トイ種」と呼ばれる小型犬、フレブルやパグ、シーズーなどの「短頭種」の発症が多くみられます。
できるだけ早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。

治療中に飼い主ができる対策
  • 首回りについた脂肪で喉を圧迫しないために、肥満にならないように気をつける
  • 散歩時はハーネスを利用する
  • 激しい運動や興奮を避ける

 

こんな症状の場合はスグに病院へ

愛犬が咳をしていたら、まずは落ち着いて様子を見てみましょう。可能であれば、咳をしている時の様子を撮影した動画があると診察時に役立ちます。
また、以下の様な症状がある場合は緊急性を伴うため、早急に動物病院を受診してください。

  • 舌や歯茎の変色
  • 嘔吐や発熱などの症状
  • 口をあけた苦しそうな呼吸
  • ぐったりとして動かない
  • 横になれない

すぐに収まる咳でも、頻繁におきる時は病気が隠れている可能性もあります。特に免疫力の落ちているシニア犬や基礎疾患のある犬、体力のない子犬は早めの治療が大切です。
愛犬が頻繁に咳をする、咳が止まらなくなるなど気になる症状があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

 

自宅でできるケアも取り入れよう

犬の咳には酸素室を使ったケアも有効で、多くの動物病院で取り入れられています。愛犬の自己回復力を高めるために、自宅で使える酸素室を用意するという選択も視野に入れるとよいでしょう。
高価な印象のある酸素室ですが、O2 Charge(オーツーチャージ)なら初期費用0円でレンタル使用が可能。届いたその日からコンセントをさすだけでスグに使えて、難しい操作もありません。

O2 Charge(オーツーチャージ)は、酸素ボンベを使わず、室内の空気を取り込み瞬時に90%以上の高濃度酸素を発生させます。そのため、酸素ボンベやカートリッジの交換も不要、かかる費用はレンタル料のみです。専用ケージを使用すれば、空間全体が酸素濃度の高い環境になるため、愛犬はケージ内でリラックスして過ごすだけ。もちろん直接吸入もできるので、愛犬の状態によって使い分けできます。
今ならモニターキャンペーンで、通常価格49,500円(税込)の専用ケージをプレゼント中です。※1
愛犬の健康維持や免疫力アップに、自宅でできる酸素ケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?

※1 専用ケージのプレゼントには条件があります。詳細は、レンタルのご案内ページをご覧ください